報告)流し素麺会@吹田市

7月1日に開催した、流しそうめんの会の報告をさせていただきます。

昨年度に引き続き、ほぼエコCafé & Gallery NAZ(ナーズ)を軸として、関西大学のボランティアサークルKUMC千里山支部と提携しております。
KUMCメンバーの一人が『流しそうめんやりませんか?』と切り出したのは、私が「吹田市内にも竹藪いっぱいあるで」とつぶやいたのを覚えていたからといいます。彼女は大阪市の隣にある吹田市に竹林があることに驚いたようです。

都会育ち・都会住まいが多い関大生に、竹の伐採経験をしてもらうだけでも意義があると考えました。
提案を受け、理事の大林(前代表)と相談したところ、わくわくの郷(吹田市自然活動センター)の話が上がり、交渉の結果、日帰り入館料のみで、竹を切らせていただくことになりました。重ねてお礼申し上げます。

竹の切り出しと加工は、6月21日に実施しました。
KUMCからは9名の学生が参加いただき、当法人からは私・近藤のほか理事の西内と以前にチャリティショップを手伝ってくれたメンバーが参加しました。
※西内は社員割引を生かしてハイエースを用意してくれました(トヨタレンタリース大阪様、ありがとうございます)

いきなり竹を切ったり割ったりする学生はいませんでしたが、私が最初の作業をやると、すぐに心得て後に続き、代わる代わるノコギリやナタ、金づちなどを手にして作業を進めました。
流し台の原型まで整えた時点で、午後はNAZ(ナーズ)での作業に切り替えました。

写真は、流し台をヤスリで仕上げるところと、器を作っているところです。


当日(7月1日)は、提案してくれた学生が早めにきて、KUMC千里山支部の代表とともに、流し台の設置を引き受けてくれました。通りかかったNAZ(ナーズ)常連の方が、竹同士を縛る策をさずけていただいたのも一助になりました。

結果、20名以上の方に来ていただきました。

お子さん連れの家族もお越しで、動きがある食事を楽しんでいただけたようです。
サークルKUMCは、新入生歓迎の一環を兼ねたそうで、学生のうち半分は新1回生でした。私の友人が差し入れてくれたお酒は、提案してくれた学生を含む3回生の幹部たちとともにおいしくいただきました。


環境系NPOとしては、竹林が減った経緯や自然環境と社会生活の変化についても、語ったほうが良かったかもしれません。
多くの学生達に近くでも竹が生えることを認識してもらうだけでも、私は良かったと思います。そのうえ、竹を切って加工まですれば、聡明な彼らは何かに気づいてくれ、卒業後の世界でも生かしてくれることでしょう。

竹の流し台と器は、もう何度かは使いたく思います。
今年の暑いうちに、あまり連絡できなかった会員様にも呼びかけて実施できればと考えております。

KUMCメンバーおよびお客様など関係者各位から様々なお力添えをいただきましたこと、重ねてお礼申し上げます。ありがとうございました。

文章:近藤大介